君の名は
「君の名は」
約3年使用したスマホケースが、機種変更を前に突然壊れた。
時として、モノに魂が宿るなどと言われるが、
私にはそのような概念はない。
しかし、時折このような事が起こる。
12年前、車を買いかえると決めたあと
名護から嘉手納に向かう途中
私のBbのエンジンが発火して鉄屑と化した時もそう。
モノは役割を終えようとする時、
なぜか少し先に壊れることが多い。
まるで、そのモノの存在意義を再確認させるかのような出来事。
そして、その後購入するモノは昔から使い慣れた感じで
いつの間にかそこに存在する感じにしっくり来る。
新しいモノに執着が移り、大事にされなくなったモノは
それでも無言でそこに存在し続ける。
だけど最後に主人を試すのか?
ありがとうスマホケース、スマホが
一度も割れなかったのはキミのおかげだ。
この耐久性を広く伝えたいが、商品名が思い出せない。
忘れていけない事は、繰り返しやすい。
なるべく小さな手入れとなるべく
小さな感謝なのだろう。