契約更新時の家賃値上げは拒否できる?値上げする理由も解説

賃貸契約更新時の家賃値上げは拒否できる?値上げする理由も解説

賃貸物件のお部屋を借りていると、契約更新のタイミングで突然家賃の値上げを提示されることがあります。
そのような場合は、「突然なんで?」「拒否することはできないの?」と納得がいかない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、更新時の家賃値上げを拒否することはできるのか、更新時に家賃を値上げする理由、大家さんへ交渉する際のポイントを解説します。

更新時の家賃値上げを拒否することは可能?

原則として、家賃の値上げは「オーナーと借主双方の合意」がない限りは、成立しないこととなっています。
そのため、大家さんから「家賃を値上げします」と一方的に言われただけで家賃が値上げされることはありません。
つまり、契約更新の際に家賃値上げを提示されたとしても、当然拒否することは可能なのです。
ただし、大家さんが家賃の値上げを提示してくる際には、何かしらの理由や事情があるはずです。
したがって、頑なに拒否するのではなく、話し合いに応じる姿勢で適切に対処することを意識すると良いでしょう。

更新時に家賃値上げを提示する理由とは?

基本的に、オーナーが家賃値上げをできる理由は、借地借家法によって以下の3つの場合だと定められています。

●オーナーが納めるべき固定資産税の負担額が増加した
●経済事情が変わった
●土地や建物の価値があがり、近隣相場よりも安くなった


3年に1度のペースで見直される固定資産税の納税額が上がった場合や、物価の上昇や消費税増額などで経済事情が変わった場合は値上げを提示される場合があるでしょう。
また、近隣エリアの物件相場よりも家賃が低すぎる場合も同様に、家賃値上げの正当事由として認められています。

大家さんに交渉する際のポイント

大家さんに家賃値上げを提示された場合は、「値上げの根拠となる資料を確認させてもらうこと」がポイントです。
先述したように、大家さんが家賃値上げを提示するには「正当事由」が必要です。
しかし、もしかしたら「家賃収入を増やしたいから」という理由で家賃の値上げをしようとしているのかもしれません。
そのため、3つの正当事由に該当していることが分かる資料を確認させてもらうようにしましょう。
そのうえで、冷静に交渉をしていくことが大切です。

まとめ

家賃の値上げは、オーナーと借主双方の合意が必要なため、一方的に提示された場合は拒否することができます。
また、家賃の値上げをする場合は、「正当事由がなければならない」と借地借家法によって定められています。
そのため、大家さんに家賃の値上げを提示された場合は、値上げの正当事由に当てはまることが分かる資料を確認させてもらったうえで、冷静に交渉しましょう。
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