利他の心
自分のことよりも他人の幸福を願う事。自分を犠牲にして他人の為に尽くすこと。
このような気持ちで周囲に接する心のありようを「利他の心」と言います。
日本人に多く見られる心のあり方で、昔から言われている言葉でもある。
人は1人で幸せになることはできない。
相手があってこそ自分も、相手も幸せを感じることができる。
そもそも「幸せ」という言葉も「お互いにし合う」という意味の
「為し合わせ」が語源。
人と人の間と書いて人間と読むように
感情や気持ちは人と人の「間」に産まれる。
間が抜けると「間抜け」になり
間が違うと「間違い」になる。
日本語の語源、言葉遊びはよく出来ている。
前にも書いたが
五十音の始まり「あいうえお」は
「愛・命・運・縁・恩」で成り立つ。
愛を与えられ、命が産まれ
生きていく中で 運と縁で人と出会う。
そして最後に恩を返して人生を終える。
命だけは自分の物だが
それ以外は他の人がいないと意味がない。
「愛なくして縁もなく、縁なくして運もない、運なくして恩もない」
だから出会った人、これから出会う人を大事に生きていくことが大切。
今一度自分の周りを見てみよう。
自分の周りにいる人達を大切にできていますか?